Citrix Cloud関連の検証をしたあと、クリーンアップをしようとして軽くハマりかけたので、メモ。
前提の話として、Citrix CloudでVirtual Apps and Desktopサービスからリソース公開をする際に、リソースへのアクセス設定をデリバリーグループではなくCitrix Cloud側で行うように設定することができます。
この時、デリバリーグループで定義したデスクトップやアプリケーションは、「ライブラリ」として管理され、Citrix Cloudで管理しているその他のサービスと同じように、どのドメインのユーザーやグループのメンバーがサブスクライブできるかを、ライブラリごとに設定することができるようになります。
さて、実際の環境ではそれほど頻繁にやる作業ではないと思うんですが、デリバリーグループを削除しようとしたときに、「まだライブラリにサブスクリプションが残ってるから削除できないよ」的なメッセージが出て、操作が失敗しました。
ところが、ライブラリ側で確認するとサブスクリプション数は0になっている、つまり誰もサブスクライブしていない状態にちゃんとなっています。
結論から言うと、この場合PowerShell SDK、つまりPowerShellベースのコマンド行ツールを使わないと削除できないようです。
https://support.citrix.com/article/CTX234859
なんでそのような状態になってしまったのかという原因は不明なんですが、ライブラリ設定やデリバリーグループの設定より先に、リソースロケーションの削除などから始めてしまうという、乱暴なクリーンアップのやり方をしてしまったのが原因じゃないかなあとは思っています…。
ちなみに、最初に上記のドキュメントで紹介されているコマンドレットを実行した時には、エラーとなりました。「これをもってしてもアカンのかい」と、ちょっと絶望しかけたのですが、エラーメッセージをよく見てみると、デリバリーグループにアプリケーション公開の設定がまだ残っていたのが原因のようでした。
Cloud Studioで、デリバリーグループから公開アプリケーション定義をすべて削除した後、再実行すると、デリバリーグループは無事削除されました。